自分たちに襲われるホラー映画『アス』。本記事ではネタバレなしで、あらすじとおすすめポイント、さらにはトリビアも交えて紹介します!
作品紹介
【襲ってきたのは、“私たち”だった】
あらすじ
4人家族の母親であるアデレードは、家族で幼少期を過ごしたカリフォルニア州サンタクルーズの別荘に訪れる。しかし、彼女にとってその場所にはトラウマがあり、過去のトラウマがフラッシュバックする。アデレードは危険を感じつつも過ごしていると、ある晩、家の前に4人組の不審者が現れた。家に侵入した彼らは、アデレードの家族と”同じ顔”をしていた。。。
おすすめポイント
『ゲット・アウト』に続くジョーダン・ピール作品
まったくオリジナルのホラーの実写映画としては、史上2番目のオープニング成績を稼いだ驚異の初登場第1位 ! !
2017年公開の『ゲット・アウト』で一躍世間に名を知らしめたジョーダン・ピール監督の待望の最新作、『アス』。普段ホラー作品を避けている私も、本作ばかりは期待を胸に劇場へと足を運びました。
前作同様、日常に潜んだ不気味さでジョーダン・ピールの右に出る者はいません。終始、不安感を煽る音楽はしばらくは頭から離れませんでした。笑
ホラー作品にはゴースト、殺人鬼、モンスターなど様々なジャンルがありますが、この映画ではタイトルの通り、恐怖の対象は自分達なのです。
彼らは自分と同じように考え、同じように行動します。
外見が同じではあるものの、動きや話し方が本当に不気味で、同じ人間とは思えないのです。

前作の『ゲット・アウト』と同様にアメリカの社会風刺の効いている作品なので、アメリカの文化背景がわかっているとより理解しやすい作品になっています。
コメディ要素もある?ホラー映画
『アス』はホラー映画であるものの、監督のジョーダン・ピールがコメディアンという経歴があることから、コメディ要素も含まれている映画なんです。
ホラーが苦手な私からすると、怖い部分もあるのですが、ユーモアを交えた場面もあり、なんとか観ることが出来ました。また、飛び上がるような怖さというよりも、ゆっくりゾクゾクする怖さだったので、スクリーンから目を逸らすこともほとんどありませんでした。
なので、本格ホラー好きの人からすると、少し怖いという面では物足りない作品なのかもしれません。
しかし、本作は伏線が沢山あり、視聴後も色々と考えさせられる映画なので、考察好きな人におすすめの映画です。
トリビア
・ジョーダン・ピールの前作『ゲット・アウト』(2017)のタイトルである「Get Out」の文字が、鏡の間の入り口の側面に刻まれている。
・ウィルソン家がタイラー家にいる間、ジェイソンは乾燥したフルートループスのボウルを食べている。これはジョーダン・ピール監督の前作で、あるキャラクターがフルートループスを食べ、”分離された “グラスから牛乳を飲むシーンと同じである。
・レッドの声は痙攣性発声障害をベースにしている。
▼『アス』のネタバレやトリビアが見たい方は下の記事へ
自分たちに襲われるホラー映画『アス』。あなたが1度目に見逃したかもしれない伏線や考察をネタバレありで紹介します。これを読んだら、きっと『アス』をもう一度見返したくなるはず! あらすじ 4人家族の母親で...
こんな人におすすめ
・社会風刺が聞いた作品が観たい人
・ブラックコメディ映画が観たい人
・不気味な世界観が好きな人
こんな人には不向き
・本格ホラーを求めている人