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『アンブレイカブル』。本記事ではネタバレなしで、あらすじとおすすめポイント、さらにはトリビアも交えて紹介します!
あらすじ
乗客・乗員131人の命を奪ったフィラデルフィアの列車事故。しかし、たった1人の生存者がいた…しかも無傷で。「なぜ、俺だけ?」の答えを探す生存者ダン(ウィリス)の前に、やがてある男が現れるのだった。
おすすめポイント
M・ナイト・シャマラン映画
本作の監督を務めたのは『シックス・センス』や『サイン』、『スプリット』を手がけた有名監督M・ナイト・シャマランで、本作ではアメコミを題材にした映画を手がけています。
主演を演じたのは『シックス・センス』などシャマラン作品でお馴染みのブルース・ウィリス。
そして、主人公の前に現れる謎の男を演じたのは『パルプ・フィクション』や『ヘイトフル・エイト』などを始め、数々の映画に出演している超大御所俳優のサミュエル・L・ジャクソンです。
ちなみに、M・ナイト・シャマランは自身の作品にたびたび出演していることでも知られています。本作でも出演しているので、ぜひチェックしてみてください!

事故にあっても、怪我を負わなかった主人公
131人もの犠牲者がでた悲惨な列車事故で1人奇跡的に生存したダン。ただ不思議なことに、彼にはかすり傷一つありませんでした。
その事件をきっかけにダンは、
「そういえばオレ、怪我とか病気したことないかも?」
と気づき、謎の男「イライジャ」と共に自分の可能性を試行錯誤していく話です。
ただ、何十年も生きていて一回も風邪を引いたことがなければ、さすがに気づきそうなものですけどね笑

アメコミが題材の映画
本作の見どころは、アメコミをリアルに描いているという点です。
近年のアメコミブームでは、冴えない主人公が自分の力に目覚めていくというストーリーは目新しい構成だとは言えません。
しかし、2001年に公開された『アンブレイカブル』はその先駆けとなる作品で、当時としてはかなり新鮮な内容でした。
そして本作では、近年のハリウッドらしい激しいアクションや派手な演出はなく、主人公の心境の変化をリアルに描いています。
「自分はもしかしたら凄いのかも?」と思いながらも、家族や仕事、自分の存在意義とは一体なんなのかと思い悩む主人公の心情が丁寧に描いています。
じっとりと重みのある作品なため、好みが別れるタイプの映画でもあります。

どんでん返しを期待されすぎた作品
『アンブレイカブル』の監督を務めたM・ナイト・シャマランといえば、どんでん返しと言われているほど、『シックス・センス』が世の中に大きなインパクトを残した、どんでん返し映画のパイオニアの1人です。
しかし、どんでん返し期待があまりにも高かったために、批評家の意見は当時あまり良くありませんでた。
個人的にはかなり驚きの結末だったのですが、『シックス・センス』のような細かい伏線のある映画ではなかったです。
『アンブレイカブル』はどんでん返しがメインの映画ではなく、主人公の葛藤が魅力の映画なので、その点に着目して観てみることをオススメします!
こんな人におすすめ
・リアリティのあるヒーロー映画が観たい人
・ゆっくりと展開していく作品が好きな人
こんな人には不向き
・派手なアクションがあるヒーロー映画が観たい人
・展開が早い作品が好きな人