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『鑑定士と顔のない依頼人』。本記事ではネタバレなしで、あらすじとおすすめポイント、さらにはトリビアも交えて紹介します!
あらすじ
引用元:シネマトゥデイ天才的な審美眼を誇る美術鑑定士ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は、資産家の両親が遺(のこ)した美術品を査定してほしいという依頼を受ける。屋敷を訪ねるも依頼人の女性クレア(シルヴィア・フークス)は決して姿を現さず不信感を抱くヴァージルだったが、歴史的価値を持つ美術品の一部を見つける。その調査と共に依頼人の身辺を探る彼は……。
おすすめポイント
『鑑定士と顔のない依頼人』は2013年に公開したミステリー×恋愛映画です。
主人公はオタクのお爺ちゃん
一流の美術鑑定士ヴァージルは、人間嫌いで潔癖症。さらには女性とは交際したことがない老人です。しかし、彼の趣味は「美女の肖像画」をコレクションするということ。
簡単に言えば、二次元の美女を愛すオタクお爺ちゃんです。
そんなヴァージルのもとに、古い屋敷にある美術品を鑑定してほしいと若い女性クレアから依頼されます。電話でのやり取りばかりでなかなか姿を現さない彼女に苛立つものの、ヴァージルは徐々にクレアに惹かれていきます。
そして、ラストには予想できない展開が待ち受けています。
本作はネタバレなしに紹介するのはとても難しいので、ミステリー好きの人にはとりあえず観てもらいたい一作です。

おしゃれなイタリア映画
本作の主人公は美術鑑定士なので、 数々の美術品が登場します。また、クレアの古い屋敷を始めヨーロッパならではの美しい建物を楽しめます。
製作国がイタリアということもあって、とってもおしゃれな映画でした!
ミスリードが上手い!
ミスリードがとても上手く、伏線もかなり張られているので、ミステリーとしてかなり見応えのある作品です。
しかし、本作はあまり深く考えずに、「なぜ依頼人は、顔を見せないのか」というミステリー要素とヴァージルがクレアに惹かれていく過程に着目し、ラストを迎えると楽しめる映画だと思います。
そんな、 老人と謎を抱えた女性の大人な恋愛ミステリーを観たい人にはおすすめの一作です。

『ニューシネマパラダイス』の最高タッグ再び
本作は『ニューシネマパラダイス』や『海上のピアニスト』の監督 ジュゼッペ・トルナトーレと作曲家エンニオ・モリコーネ>が再びタッグを組んだ映画です。
優雅な曲調が、美術品が多く登場するクラシカルなイメージとマッチしいます。
主演は『パイレーツ・オブ・カリビアン』のバルボッサ役や『英国王のスピーチ』で助演男優賞にノミネートされている俳優ジェフリー・ラッシュが務めています。
そしてヒロインは『ブレイドランナー2049』ではレプリカントのラヴを演じたシルヴィア・フークスです。
トリビア
・プラハのチェコ国立交響楽団が映画の音楽を演奏をしている。
・作中には、実在する芸術作品がいくつも登場している。
こんな人におすすめ
・ミステリーが好きな人
・伏線がたくさんある映画が好きな人
こんな人には不向き
・派手なアクションがある映画が好きな人