ワケあり男女11人が騙し合う群像劇『シーサイドモーテル』。本記事ではネタバレなしで、あらすじとおすすめポイント、さらにはトリビアも交えて紹介します!
あらすじ
引用元:シネマトゥデイ人里離れた山奥にポツンと建つ「シーサイドモーテル」。インチキなクリームを扱うセールスマン、亀田(生田斗真)が部屋にいると、呼んでもいないコールガールのキャンディ(麻生久美子)が現れる。一方、別の部屋にいたギャンブラーの朝倉(山田孝之)と留衣(成海璃子)の元にはヤクザの相田(玉山鉄二)が借金を取りにやって来て……。
おすすめポイント
豪華な俳優陣
本作の魅力は、なんといっても豪華な俳優陣です!
主演は生田斗真に麻生久美子、山田孝之、玉山鉄二など、日本映画界を支える実力派俳優たちが揃っているので、その目的だけ観るのも楽しめる映画です。
山に囲まれているのになぜか「シーサイドモーテル」本作はそんな不思議なモーテルでワケありの男女11人が繰り広げる、「嘘」と「騙し合い」を描いた群像劇です。
本作は、一貫した安っぽい雰囲気とテンポが、舞台の様でクセになる良さがあります。

キャラが濃い登場人物たち
最初に書いた通り『シーサイドモーテル』はオースルターキャストで豪華なのですが、とにかく登場人物全てのキャラが濃い!
全登場人物が、一癖も二癖もあるので、人気俳優たちがどんな役を演じているのかが見どころになっています。
- 103号室:インチキセールスマンと三十路前のコールガールが繰り広げる、愛の駆け引き。
- 202号室:借金取りに追われているカップルが繰り広げる、恐怖の駆け引き。
- 203号室:マンネリ夫婦に待ち受ける、おかしくも哀しい末路。
- 102号室:キャバ嬢と常連客の騙し合い。
モーテル内の4つの部屋で巻き起こる騙し合いは、物語が進むごとに少しずつ影響し合い、予想がつかない結末を迎えます。
個人的には、コールガールの麻生久美子がハマり役で、ファンとしてはたまりませんでした!笑

独特な世界観
また、『シーサイドモーテル 』は内装や衣装、映像に凝っています。
モーテルの内装は、あえて激安の内装が施されていて、その汚くて安っぽい感じが、物語のくだらなさにマッチしています。
全体的な色づかいも独特で、異国的な世界観が特徴的の作品になっています。
衝撃のどんでん返しがあるまでとはいきませんが、二転三転する展開で先が読めず、全体的にいい意味で“くだらない”っていう表現がしっくりくる映画です。
気軽にくだらない映画を観たいときにもってこいの作品です。笑
こんな人におすすめ
・特に目的なく、だらだらと映画を観たい人
・キャラの濃い登場人物が沢山いる映画が観たい人
こんな人には不向き
・伏線が張り巡らせされている難解な映画が観たい人
・メッセージ性が強い映画が観たい人