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90歳のおじいさんの復讐劇『手紙は覚えている』。本記事ではネタバレなしで、あらすじとおすすめポイント、さらにはトリビアも交えて紹介します!
作品紹介
【ヨボヨボおじいちゃんの復讐劇】あらすじ
最愛の妻ルースが死んだ。だが、90歳のゼヴはそれすら覚えていられない程もの忘れがひどくなった。ある日彼は友人のマックスから1通の手紙を託される。「覚えているか?ルース亡き後、誓ったことを。君が忘れても大丈夫なように、全てを手紙に書いた。その約束を果たしてほしい―」2人はアウシュヴィッツ収容所の生存者で、大切な家族をナチスの兵士に殺されていた。そしてその兵士は身分を偽り、今も生きているという。犯人の名は“ルディ・コランダー”。容疑者は4名まで絞り込まれていた。体が不自由なマックスに代わり、ゼヴはたった1人での復讐を決意し、託された手紙とかすかな記憶だけを頼りに旅立つ。だが、彼を待ち受けていたのは人生を覆すほどの衝撃の真実だった―
おすすめポイント
ヨボヨボのおじいちゃんの復讐劇
本作の主人公は、復讐心に燃える90歳のおじいちゃんです。
彼は老人ホームから脱走して、命をかけた復讐の旅に出かけてしまします。
復讐劇がテーマの映画は、犯人を追い詰めるまでの緊張感が途切れることのない作品が多いですが、『手紙は覚えている』はおじいちゃんがヨボヨボ過ぎるがゆえに、犯人を追い詰める緊張感よりも、「おじいちゃん、大丈夫??」と心配になるユニークな映画です。
ヨボヨボのおじいちゃんに対しては、周りの人たちも優しいので、まさか復讐心に燃えているとは思えません。
さらに、おじいちゃんも品があって優しいので、みんな警戒心ゼロで主人公のおじいちゃんを家に招き入れてくれます笑
そんな一見ほのぼのとした復讐劇はラスト衝撃の結末を迎えます。
なお、戦史に少し詳しい人だと途中で展開が読めるかもしれませんが、ヒューマンドラマがメインとしてもとても楽しめる作品になっています。
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本記事では『手紙は憶えている』であなたが1度目に見逃したかもしれない伏線や考察をネタバレありで紹介します。これを読んだら、もう一度見返したくなるはず! あらすじ 最愛の妻ルースが死んだ。だが、90歳の...

豪華高齢俳優たち
本作の主人公を演じているのは、1974年にトニー賞、1977年にエミー賞、2012年にアカデミー賞を受賞し演劇の三冠王を達成している大物俳優クリストファー・プラマーです。
彼はあの『サウンド・オブ・ミュージック』でトラップ大佐の役を演じた俳優さんなんです!
残念ながら2021年に91歳で亡くなってしまいましたが、近年でも『ドラゴンタトゥーの女』や『ナイブス・アウト』に出演していて、品のあるおじいちゃん役のイメージが強い俳優さんです。
本作での、ヨボヨボおじいちゃんっぷりは最高です!

そのほかにも『ヒトラー 〜最期の12日間〜』のブルーノ・ガンツや、『ブレイキング・バッド』のハンク役でお馴染みのディーン・ノリスも出演しています。
また、監督を務めたのは、『クロエ』や『デビルズ・ノット』のアトム・エゴヤンです。
復讐と戦争がテーマの作品で内容はシリアスになっていますが、伏線も随所に張られているので、映画を観終わった後でも考察がたのしめるサスペンス映画になっています。
こんな人におすすめ
・戦史が絡んでくるサスペンスが好きな人
・復讐映画が観たい人
こんな人には不向き
・シリアスな話が苦手な人