【ネタバレ】パラサイトがもう一度観たくなる伏線まとめ

第92回アカデミー賞でアジア勢初の作品賞受賞という快挙を成し遂げた『パラサイト』。あなたが1度目に見逃したかもしれない伏線や考察をネタバレありで紹介します。これを読んだら、きっと『パラサイト』をもう一度見返したくなるはず!

『パラサイト 半地下の家族』を今すぐ観る!!
  • Netflix
  • U-NEXT
  • Amazonプライム・ビデオ
  • TSUTAYA TV
  • dtv

あらすじ

全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウは、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ、家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…この相反する2つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと猛烈に加速していく――。
ネタバレ注意 以下は『パラサイト』のネタバレが含まれます。

相関図

パラサイトは人間関係が複雑なことに加えて、登場人物が韓国名でわかりづらいので、相関図を作成してみました。

ポスターの伏線

パラサイトは記念写真のような構図のポスターが有名だと思います。

このポスターは監督のポン・ジュノが自ら製作したため、監督のメッセージが読み取れるようになっています。

目隠し

キム家は黒、パク家白い目隠しがされています。

目隠しの意味ですが、ポン・ジュノ監督が「犯罪者っぽい雰囲気が出ていい」という考えで取り入れられたそうです。

確かに目隠しがあることで、さらに映画の不気味さが強調されている感じがします。

①ダソンが放ったネイティブアメリカンの矢

ギウが初めてパク家に来たときにダソンが放った、ネイティブインディアンの矢が刺さっています。

②地下室に住んでいたグンセの似顔絵

本作の重要な登場人物であるグンセは、ポスターで大体的に載せてしまうと思いっきりネタバレになってしまうので、ギウが描いた絵で登場しています

③ギウからもらった水石

冒頭のシーンでミニョクから譲り受けた水石は作中なんども登場し、特にギウにとって大切な意味を持つものとなっていきます。

④元家政婦のムングァンの足

ポスターの左下には女性のものだとみられる脚が写っています。

作中で脳しんとうによって倒れ、重要人物の中で唯一ポスターに写っていない元家政婦のムングァンの足だと推測できます

⑤階段にあったセンサーが壊れたライト

地下室から操作できるこのライトは、モールス信号の役割を担うライトになっています。

⑥ダソンが張ったテント

大雨の日に長男のダソンが張ったテントが写っています。

⑦便所コオロギ

半地下の家によく出没していた便所コオロギがチュンスクの脚にとまっています。

水石の存在

ギウは友達のミニョクの祖父からプレゼントとして水石を譲り受けます。

ミニョクはギウが行きたかった大学に通い、留学をするほど裕福な家に生れながら、家の前で粗相をしている人物に対してしっかり叱れる男らしい人物でもあります。

ミニョクはギウがなりたいものそのものです

そのミニョクから譲り受けた水石をギウは富の象徴として、洪水の中でも持ち出すほど大切にしています。

ポン・ジュノ監督制作の『パラサイト』の一場面より引用

パク家長男のダソンの絵

家族写真の横に飾ってあるダソンが描いた絵の人物は、ダソンの自画像やチンパンジーではなくパク家の地下に住み続けている元家政婦の旦那だったのです。

ダソンは家で幽霊を見たことがあり、その人物の絵を描いたものだと思われます。

そんな絵が家族写真と一緒に飾られていたと考えると、ゾッとします。

ポン・ジュノ監督制作の『パラサイト』の一場面より引用

ダソンとモールス信号

グンセは脳震とうで余命いくばくもない妻を助けたい一心で、階段のライトを点滅させます。

ボーイスカウトに所属しているダソンはこのモールス信号に気づく描写がされています。しかし、ダソンはその後全く行動することなく次の日を迎えています

グンセの妻はそのまま帰らぬ人となり、ラストの惨劇が起きてしまいます。

一説には、ダソンはモールス信号を読み解いたのにも関わらず、ワザと見ないふりをしたという説があります

身分の高い人々は彼らの下の人々には関心がないというメタファーなのではないかとも言われています。

しかし、一方ではモールス信号はダソンにとって遊びの一つでしかなかったため、途中で飽きてしまっただけだという話もあります。

家政婦が大食いな理由

キム家の父親ギテクがパク家の父親チュンスクに長年務めている家政婦の話を聞いている場面で、「彼女は2人分の食事を平らげるとこ以外に不満はない。」と答えています。

これは、ムングァンが地下に住んでいる夫のために食事を運んでいたという伏線になっています。

缶ビールの種類

キム一家が始めの方にに飲んでいる缶ビールは韓国では比較的安価なビールのFiliteですが、家族がパク家に働き始めた後にはご存知サッポロビールを飲んでいます。

パッケージが日本と韓国では違います。キム家の生活水準が若干上がってきたことがわかります。

ポン・ジュノ監督制作の『パラサイト』の一場面より引用

パク家は下を向かない

全く下を向かないというのは言い過ぎかも知れません。ただ、キム家がベットの下やソファーの下に隠れていてもパク家の人々は下を向かないため、毎回気づかれることはありません。

貧富の差

本作では、様々な表現方法で貧困の差を表しています

家の立地が最も顕著で、パク家は街で一番高い丘、キム家は半地下に住んでいます。光が一切差し込まない地下に住んでいるグンセとの貧富の差は圧倒的です。

ポン・ジュノ監督制作の『パラサイト』の一場面より引用

大雨に影響を受けないパク家

半地下に住むキム家は大雨によって大洪水が起き、避難所に逃げ込むほどの大惨事になっていました。

しかし一方で、キャンプを断念して帰ってきたパク家の長男ダソンは家の庭でテントを張って外で一晩を過ごします。

高低差によって同じ日とは思えないほど違った朝を迎えています

ポン・ジュノ監督制作の『パラサイト』の一場面より引用