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圧倒的な映像美が楽しめる『オブリビオン』。本記事ではネタバレなしで、あらすじとおすすめポイント、さらにはトリビアも交えて紹介します!
作品紹介
【人が消えた地球は、トムクルーズによって管理されていた・・。】
あらすじ
引用元:シネマトゥデイエイリアン“スカヴ”の侵略を食い止めたものの、その戦いによって地球が半壊してから60年。生き残った者たちがほかの惑星へと移住してしまった中、ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)だけが地球に残って上空から偵察していた。パトロールに向かっていた彼は、誰一人として生存しているわけがないエリアで何者かの襲撃を受けてしまう。混乱するジャックの前に現れたのは、ビーチ(モーガン・フリーマン)という謎の男。彼との遭遇を機に、ジャックは地球、人類、そして自身の運命を担う冒険に出ることに。
おすすめポイント
1人で地球を偵察する主人公
本作のタイトルである “oblivion”は、英語で「忘れられている」または「無意識」という意味があります。本作は、誰がなにを無意識に忘れているのかが鍵となって話が展開されていきます。
物語のあらすじは、エイリアンの侵略により住むことができなくなってしまった地球を舞台に、ひとりで人間が地球に戻るために偵察している、主人公ジャックを描いたSFアクション作品です。
展開は違いますが、この基本設定がピクサー映画の『ウォーリー』にかなり似ています笑。

主役はトムクルーズ
主演を務めるのは『ミッション・インポッシブル』や『バニラスカイ』、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』で言わずと知れた名優トム・クルーズです。
ヒロインには『007 慰めの報酬』でボンドガールを務めた女優オルガ・キュリレンコ。さらには『ショーシャンクの空に』や『セブン』に出演した超有名俳優モーガン・フリーマンも出演しています。
トム・クルーズと言えば、迫力満点のアクション!
この映画でも、トムクルーズは惜しみなく得意のアクションを披露してくれています。さらには、絶対『オブリビオン』でしか見れない、まさかの人物がトム・クルーズと戦う場面もあるんです!(ネタバレになるので言えないのですが、衝撃の人物です!)

こだわり抜かれた撮影方法
『オブリビオン』の注目ポイントは、SFならではの洗礼された映像です。
本作の監督はジョセフ・コジンスキー。彼は『トロン:レガシー』のような映像美とヒューマンドラマの掛け合わせが得意な監督です。
『オブリビオン』近未来的なデザインの建物と、砂漠化した地球のコントラストが効いていて、とにかく映像美が素晴らしい作品です。
さらに、本作の映像がすごいところは、実際にかなり大掛かりなセットを作っているという点です!
私もメイキング映像を見て驚いたのですが、マウイ島にある実際の景色をスタジオに投影して撮影を行っていたそうなんです。
数々の大作映画に出演するトム・クルーズが「これまでで最も美しいセット」と語っているくらいですから、実物もよっぽど素晴らしかったのでしょう。
そして、本作の製作陣はセットだけでは飽き足らず、作中でなんども登場するバトルシップも実寸大で作っちゃっています笑
本作は音響も素晴らしいので、できれば映画館で観たい一作であることは間違いないと思います。ですから、せめてパソコンやスマホではなく、テレビで観ることを強くおすすめします。
ストーリーも作り込まれた映画
ここまでは、『オブリビオン』の映像的な魅力について紹介しましたが、本作は映像だけではなくストーリーもしっかり作り込まれている映画なんです。
開始30分はゆっくりとした展開で始まりますが、その後の展開とのギャップが鍵となり、複雑になるので、 始めからしっかりと視聴することをおすすめします。
映画が終わった後には、私たちのアイデンティティや記憶などについて考えさせれる、興味深い作品です。
ラストに関しては賛否両論別れているので、観た人と一緒に議論するのが楽しいと思います。
SFの世界観にどっぷり浸かりたい人におすすめの作品です!
トリビア
・扉が自動に開く実物大のバブル船が作られ、操縦桿の設計にはパイロットの資格を持つトム・クルーズが意見を出していた。
・断崖絶壁の上で小さな植物に水をやるシーンは、アイスランドの標高600メートルのアールズ・ピークで撮影された。
・ユニバーサルのロゴが登場するオープニングでは、映画の中で地球がどのようなダメージを受けているのかを簡単に知ることができる。
こんな人におすすめ
・壮大な世界感がある作品が好きな人
・近未来的な雰囲気がある映画が観たい人
こんな人には不向き
・結末に賛否が分かれる作品を好まない人
・わかりやすいハッピーエンドが好きな人