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31歳でボクサーを目指す女性の映画『ミリオンダラー・ベイビー』。本記事ではネタバレなしで、あらすじとおすすめポイント、さらにはトリビアも交えて紹介します!
作品紹介
【31歳からボクサーを目指した女が迎えた結末とは・・】
あらすじ
引用元:シネマトゥデイロサンゼルスで古いボクシングジムを営むフランキー(クリント・イーストウッド)は、タイトルマッチに挑戦寸前で、唯一の金のたまごでもある選手によそのジムに移籍され意気消沈していた。
おすすめポイント
アカデミー賞受賞作品
『ミリオンダラーベイビー』は第77回アカデミー賞で主要4部門である、作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞に輝いた作品です。
監督賞を受賞したのは『硫黄島からの手紙』や『アメリカンスナイパー』のクリントン・イーストウッドです。彼は、監督だけではなく俳優としてのキャリアがあるので、本作の主人公としても出演しています。
ちなみに、74歳で監督賞を受賞したのは当時としては最高年齢だったそうです。
主演女優賞を見事獲得したのは『P.S.アイラブユー』や『ニューイヤーズ・イブ』などで知られるヒラリー・スワンクです。
そして、助演男優賞を受賞したのは『セブン』や『ショーシャンクの空に』など数多くの良作映画には欠かせないモーガン・フリーマンです。
本作はそんな実力派俳優がそろった、かなりレベルの高いヒューマンドラマです。

「女版ロッキー」だけじゃない
主人公のフランキーは経営しているジムがうまくいかない上に、期待の選手には移籍されてしまいます。
そんな中、現れたのは31歳の女性アマチュアボクサーのマギーです。しかし、女性をトレーニングしたことのないフランキーは彼女を何度も追い返します。それでもめげないマギーの根性に惹かれ、マギーを一流ボクサーに育てる決意をします。
ここまでのストーリーを聞くと“女版ロッキー”のような映画かと思うかもしれません。しかし、『ミリオンダラー・ベイビー』は、途中から予想もつかない衝撃の展開が待ち受けています。
途中から一変して、人生や幸せについてなど、かなり重い内容がテーマになるので、正直”女版ロッキー”を期待していると思わぬ衝撃を受けると思います。

ツラすぎるため一度しか観れない映画
ボクシング映画より本作はヒューマンドラマがメインの暗くて、重く、後味の悪い作品です。
ただそのため、ボクシングにあまり詳しくない人でも、物語に入り込みやすい内容になっています。
監督兼主役を演じたクリントン・イーストウッドは「シンプルなラブストーリー」と語っています。確かに究極の愛を描いた作品ではあるものの、観終わった後には生きることについて考えさせられる映画になってます。
決して心が晴れやかになる映画ではないので、ある程度心の準備をしてからご視聴ください。

トリビア
・ヒラリー・スワンクは、映画の準備のために本格的なトレーニングを行い10キロ近い筋力を増やした。
・作品賞にノミネートされてからアカデミー賞を受賞するまで、興行成績でトップ5に食い込んだ。
こんな人におすすめ
・賛否両論ある映画が観たい人
・気の強いヒロインの映画が観たい人
こんな人には不向き
・いわゆるハッピーエンドが観たい人
・気軽に映画を観たい人
・明るい気分になりたい人