衝撃的なラストが待ち受けている『イニシエーション・ラブ』。本記事ではネタバレなしで、あらすじとおすすめポイント、さらにはトリビアも交えて紹介します!
あらすじ
引用元:シネマトゥデイバブル真っただ中の、1980年代後半の静岡。友人から合コンに誘われ、乗り気ではなかったが参加することにした大学生の鈴木(松田翔太)は、そこで歯科助手として働くマユ(前田敦子)と出会う。華やかな彼女にふさわしい男になろうと、髪型や服装に気を使って鈴木は自分を磨く。二人で過ごす毎日を送ってきた鈴木だったが、就職して東京本社への転勤が決まってしまう。週末に東京と静岡を往復する遠距離恋愛を続けるが、同じ職場の美弥子(木村文乃)と出会い、心がぐらつくようになる。
おすすめポイント
大ヒット小説が原作
乾くるみの小説で「最後の二行を読むと全く違うストーリーになる」と話題になった原作を映画化した恋愛ミステリー映画です。
私は原作を先に読んでいたのですが、小説ならではのトリックだったので、どのように映像化したのか楽しみに足を運びました。すると、映像ならではトリックと、映画のエンディングはオリジナルだったので、十分楽しむことができました。
原作を既に読んでいる人もそうでない人も楽しめる作品になっていると思いました。
原作を読んでいない人は、映画のキャッチコピーである「最後の5分すべてが覆る。あなたは必ず2回見る」と聞くと少し構えて観てしまいがちですが、あまり探りを入れずに気楽に観ることをおすすめします。

80年代のレトロな世界
『イニシエーション・ラブ』のストーリーは合コンで出会った若い男女を描いたラブストーリーです。
映画の時代設定は1980年代と40年程前の設定なので、服装や話題、音楽も今と比べてちょっぴりレトロで懐かしいところが見どころです。
主役を演じた言わずと知れた、AKB48でセンターを務めていたあっちゃんこと前田敦子が可愛い!これぞ、モテる可愛らしい女の子って感じでハマり役です。
相手役は『ライアー・ゲーム』などでも有名な松田翔太。主人公と同僚の女性の間で揺れ動く役柄なんですが、しっかりかっこいいです。笑

驚愕のエンディング
そして、本作の監督は『トリック』や『SPEC』などを務め、ミステリーなど一捻りある作品を得意とする堤幸彦です。
本作でも一見、男女の恋愛を描いているだけのように思えますが、そこには驚愕のエンディングが待ち受けています。
これぞ、どんでん返し!と言えるラスト五分で全てが覆るストーリーと、ラストのネタバラシがわかりやすく説明されていて、スッキリできる作品です。
気軽に観れるどんでん返し恋愛ミステリー映画を是非ご覧ください!
トリビア
・前田敦子はタバコが吸えないため、作中ではタバコを吸っているふりをしている。
・海のシーンは熱海で撮影を行ったので、静岡の海にみせるために背景に富士山を合成している。
・車が渋滞している場面では80年代の車が集められず、スタッフの知り合いで旧車好きの人々に協力してもらっている。
・クリスマスツリーのLEDライトは2000年代にならないと普及していないため、わざわざ豆電球を使用している。
▼『イニシエーションラブ』のネタバレやトリビアが見たい方は下の記事へ
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こんな人におすすめ
・鳥肌もののトリックが好きな人
・王道の恋愛映画に飽きた人
・1980年代の話が好きな人
・何度も見て、答え合わせがしたい人
こんな人には不向き
・アクション映画が観たい人
・難解な映画を観たい人