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人種差別がテーマの映画『ゲット・アウト』。本記事ではネタバレなしで、あらすじとおすすめポイント、さらにはトリビアも交えて紹介します!
作品紹介
【何かがおかしい・・。人種差別がテーマのホラー映画】
あらすじ
引用元:シネマトゥデイニューヨークで写真家として活動している黒人のクリス(ダニエル・カルーヤ)は、週末に恋人の白人女性ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の実家に招かれる。歓待を受けるが、黒人の使用人がいることに違和感を覚え、さらに庭を走り去る管理人や窓に映った自分を凝視する家政婦に驚かされる。翌日、パーティーに出席した彼は白人ばかりの中で一人の黒人を見つける。古風な格好をした彼を撮影すると、相手は鼻血を出しながら、すさまじい勢いでクリスに詰め寄り……。
おすすめポイント
全米初登場一位、更にはアメリカのレビューサイトでは驚異の99%の高評価を得た『ゲット・アウト』。アカデミー賞の4部門で候補になり、みごと脚本賞を受賞した大ヒット作です!
新人監督ジョーダン・ピール
製作・プロデュースを行なったのはジェイソン・ブラム。「パラノーマル」「スプリット」「ハロウィン」といった数々のホラー・サスペンス作品をヒットさせているプロデューサーだけあって、本作も期待を裏切らないおもしろさでした!
監督を務めたのは、本作が初監督作品のジョーダン・ピールで、彼は普段はコメディアンとして活動しています。
そんなジョーダン・ピールはホラーというカテゴリーでありながら、霊などのオカルト要素はなく現代の人種差別や社会風刺を描いた斬新なストーリーを得意とする監督です。
彼の2作目の『アス』も社会風刺が効いているホラー映画で、大ヒットを記録しています。
彼女の実家に行くという緊張感
物語は主人公クリスが恋人ローズの実家に招待されるところから始まります。お付き合いしている人の実家に行くという、誰もが共感できる緊張感のある場面が本作の舞台です。
そんなクリスの不安と緊張と裏腹に彼はローズの両親に快く受け入れられます。しかし、徐々にクリスは違和感を感じることになります。

黒人の人種差別を描いた作品
現代の人種差別を描いた作品ですが、日本に住む人にとっては少々ピンとこないテーマではあるかもしれません。しかし、 黒人が現代社会で感じる違和感を体現している映画です。
不気味で、違和感たっぷりの世界観はなんともゾクゾクします。
数カ所、ホラー特有のびっくりさせられる場面はあるものの、いわゆるホラーというよりも 人間の怖さがテーマなので、ホラーが苦手な人でも見やすい映画 だと思います。
ただ、黒人の使用人の泣き笑いはトラウマものです。笑

先が読めないゾクゾクするストーリー
オカルト要素もないし、ちょっとびっくりするところはあっても、基本的にはずっーと不気味って感じです。なにか、違和感は感じるけど原因はわからない。
そんなゾクゾクする展開の中、主人公の友人が良い緩和の役割を果たしていて、視聴者の目線でツッコミを入れたりするなどのコメディ要素もあります。
ストーリーとしてはリアリティよりも社会風刺がメインなので、ツッコミどころは数カ所あるものの、不気味な怖さが魅力の映画です。
そして途中のどんでん返しで、全ての違和感の理由が明らかになります。
結局一番こわい、人間の闇を描いた異色のホラー作品を観たい方におすすめの一作です!
トリビア
・この映画は23日で撮影された。
・チャンス・ザ・ラッパーはこの映画に感銘を受けたあまり、シカゴのとある映画館のチケットをすべて購入し、人が無料で映画を見に行けるようにしたという。
・この映画の成功により、ジョーダン・ピールはアフリカ系アメリカ人初の作家、プロデューサー、監督としてデビュー作で1億ドル以上を稼いだ。
こんな人におすすめ
・観た後に考えされられる映画が観たい人
・人種差別がテーマの映画を観たい人
・先読みできない映画が観たい人
こんな人には不向き
・ベタなホラー映画が観たい人
・田舎で起こるスリラーが苦手な人
予告編
【ゲット・アウト】
— よっしぃ👻 (@keep3939) June 5, 2020
白人家族と黒人を描いた社会派スリラー
白人の彼女の家にお邪魔した黒人男性。
何かしら伝わってくる違和感。
実は彼女の一家には物凄い秘密が・・
ゾンビ、悪魔、ビックリでもない恐ろしさ。#映画好きと繋がりたい #ゲットアウトhttps://t.co/nzqeXDJDsE