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あらすじ
引用元:シネマトゥデイ検索エンジン世界最大手のブルーブック社に勤めるプログラマーのケイレブ(ドーナル・グリーソン)は、ほとんど人前に姿を見せない社長のネイサン(オスカー・アイザック)が所有する山荘に招かれる。人里離れた山間の別荘を訪ねると、女性型ロボットのエヴァ(アリシア・ヴィキャンデル)が姿を現す。そこでケイレブは、エヴァに搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能の実験に手を貸すことになるが……。
おすすめポイント
人工知能を描いた作品
『エクス・マキナ』では人間とAIという哲学的な問題について描かれているSFスリラー映画です。
主人公ケイレブは、AIに感情があるのかどうかテストをする仕事を任されます。次第にAIの魅力に惹かれるケイレブですが、本作は思わぬ展開へと進んでいきます。
ロボット役が美しすぎる
主人公を演じたのは『アバウト・タイム』や『スターウォーズ』に出演している人気俳優ドーナル・グリーソン。そして、美しいAIロボット役を『リリーのすべて』で助演女優賞を受賞したアリシア・ガーラーンドが演じています。
そして、何よりもAIロボットのエヴァ役を演じたアリシア・ガーランドがとっても可愛くて魅力的な存在なんです。
もともとバレリーナを目指していたことから、彼女は身体のコントロールに長けているそうで、節々の微妙な仕草でアンドロイドっぽい異質感を表現しています。
さらに、エヴァは作中で瞬きをすることはありません。。
そんな妖艶なエヴァの存在がこの映画では大きな鍵を握ることになるので、注目して観てください。

『エクス・マキナ』の魅力は映像美!
本作の舞台は、世界的IT企業の社長の別荘という設定です。別荘は大自然に囲まれているものの、近代的でとても洗練されているデザインで、終始その美しさに魅了させられます。
ちなみに、その美しい別荘は、ノルウェーに実在するホテルなので、実際に泊まることができるそうです。
▼気になる方は是非チェックしてみてください!
Juvet Landscape Hotel(Norway)密室心理劇という一面があり、ラストに向けてハラハラする展開が待ち受けています。

こだわり抜いたロボットのカラダ
さらに、本作の注目ポイントはAIロボットのカラダです!
AIロボットであるエヴァの顔は血の通った人間そのものなんですが、身体は透けていて洗練された人工的な美しさがあります。
しかし、このカラダは透明であるがゆえに光の反射などが難しく、CGを制作するだけで一年以上かかったそうなんです。ただ、その甲斐あって、CGの美しさは申し分ないです。
『エクス・マキナ』と同じ年にアカデミー賞の視覚効果賞にノミネートされた『レヴェナント』や『マッドマックス』など、『エクス・マキナ』の10倍以上予算がかかっている映画を抑えて本作が視覚効果賞を受賞しています。

本作はSFスリラー作品ですが、アクションや派手な演出はありません。なので、そのような映画を求めている人には、淡々としている映画に思えるかもしれません。
しかし、人間とAIの心理戦が、静かに繰り広げられているのがこの映画の面白いところです。
もう近い将来、AIと向き合うことになるからこそ、背筋凍る展開をとくとご覧ください。
トリビア
・アレックス・ガーランド監督は、本作で描かれた未来を “10分後の未来 “と表現しており、”グーグルやアップルのような企業が明日、エヴァを作ったと発表したら、私たちは皆驚くだろうが、そこまで驚くことはないだろう “という意味が込められている。
・主人公の3人は聖書に由来する名前が使用されている。エヴァは最初の女性であるイブ。ネイサンはダビデの宮廷の預言者。カレブは約束の地を評価するためにモーセから派遣されたスパイ。
・ドーナル・グリーソン自身、ブラックミラーのエピソード「Be Right Back」で人造人間のアッシュを演じている。
こんな人におすすめ
・強いヒロインが好きな人
・北欧のインテリアが好きな人