伝説的な人気のロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーの生涯を描いた作品として、第91回アカデミー賞で主演男優賞をはじめとする4部門を制した『ボヘミアン・ラプソディー』が金曜ロードショー35周年を記念して6月4日に放送されます!
本記事では『ボヘミアン・ラプソディー』のトリビアを20紹介します!
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あらすじ
引用元:映画.com1970年のロンドン。ルックスや複雑な出自に劣等感を抱くフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)は、ボーカルが脱退したというブライアン・メイ(グウィリム・リー)とロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)のバンドに自分を売り込む。類いまれな歌声に心を奪われた二人は彼をバンドに迎え、さらにジョン・ディーコン(ジョー・マッゼロ)も加わってクイーンとして活動する。やがて「キラー・クイーン」のヒットによってスターダムにのし上がるが、フレディはスキャンダル報道やメンバーとの衝突に苦しむ
映画についてのトリビア
1.イントロのロックアレンジ
20世紀フォックスのオープニングでロックアレンジを演奏したのは、クイーンのギタリスト、ブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーです。

2.ラミ・マレックが役を射止めた理由
ラミ・マレックが主役を射止めた理由は、プロデューサーが『ミスター・ロボット』(2015年)での彼の演技を気に入ったことと、彼の顎のラインがフレディ・マーキュリーを連想させたからだそうです。
2人ともしっかりした顎の持ち主ですよね。

3.フレディの完全再現
フレディのあらゆるニュアンスを完璧にするために、ラミ・マレックは目線、体の向き、ステージ上での態度、マイクの動かし方など、すべてを再現しています。
4.金の入れ歯
ラミ・マレックは、フレディ・マーキュリー役を演じるにあたり、フレディの特徴的な歯を再現するために特別な義歯を装着していました。撮影終了後、ラミはこの歯を撮影時の記念品として保管し、最終的には金で鋳造しています。

5.フレディの声役
本作の歌声はラミ・マレックの声の上に、カナダ人歌手のマーク・マーテルの声とフレディ・マーキュリーの声をミックスしたものを使用しています。
6.途中で降板した監督
本作の撮影中、監督のブライアン・シンガーは頻繁に遅刻したり、勝手に姿を消したりしていました。2017年の感謝祭休暇の後には、監督が3日間連続で撮影から姿を消し、撮影監督が代理で監督を務めざるを得なかったそうです。最終的に20世紀フォックスは、ブライアン・シンガーの常軌を逸した行動や製作関係者との衝突を理由に彼を解雇しました。代わりに新監督のデクスター・フレッチャーが残りの撮影を撮り終えたものの、本作の監督としてブライアン・シンガーだけがクレジットされています。
ちなみに、ブライアン・シンガーは『X-menシリーズ』や『ユージュアル・サスペクツ』の監督でもあります。
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7.架空の登場人物
作中、「ボヘミアン・ラプソディー」を却下したEMIレコードの幹部レイ・フォスターは実際架空の人物で、この一連の場面も事実ではありません。
ちなみにレイ・フォスターを演じているマイク・マイヤーズは、クイーンの大ファンとして知られている有名なコメディアンです。このシーンでは、大ファンがクイーンの曲を否定している、ちょっとおもしろい場面なのです。

8.WE WILL ROCK YOU
映画では、「WE WILL ROCK YOU」は80年代にリリースされたことになっていますが、実際には1977年にリリースされています。
9.クイーンの分裂
映画ではフレディがソロ活動をすることで、クイーンが分裂したかのように描かれていますが、実際にはフレディよりも先にロジャー・テイラーがソロ活動をしていました。
10.フレディのエイズ診断
映画では、ライブ・エイドの直前にフレディがエイズだということをメンバーに打ち明けますが、実際にフレディがエイズだと診断されたのはライブ・エイドがあった2年後だったそうです。
11.ライブ・エイドのセット
ライブ・エイドのコンサートステージは、ブライアン・シンガー監督が映画のために建設したセットの中でもっとも大きいそうです。ピアノの上に置かれたペプシのプラスチックカップに至るまで、オリジナルを100%忠実に再現しています。
12.驚異の六週間
ジョセフ・マッゼロは、『ボヘミアン・ラプソディ』の役作りのために、ゼロからベースの弾き方を学びました。さらに、彼とラミ・マレック、ベン・ハーディは、クイーンの21分間のライブエイドを最初から最後まで演奏する準備期間が6週間しかありませんでした。
しかも、すでにクランクインしていたそうです。。さぞかしハードスケジュールだったんでしょう。

クイーンについてのトリビア
13.フレディー、映画化の構想
フレディ・マーキュリーは「いつか自分の人生を映画化したいと思っている。私自身が主役ではないかもしれないが、重要な役を演じるというビジョンもある。私が一生の間にしてきたこと…完全にR-指定になると思うけどね!」と語っています。
実際は『ボヘミアンラプ・ソディー』は直接的な性的表現が少ないためPG-13になっています。
14.世界で最も偉大なライブ・パフォーマンス
クイーンの「ライヴ・エイド」のライブは、ロックンロール史上最高のライブパフォーマンスのひとつとして広く知られています。2005年にチャンネル・フォーが行った60人以上のアーティスト、ジャーナリスト、音楽業界の幹部を対象とした投票では、クイーンのライブ・エイドのパフォーマンスが「世界で最も偉大なライブ・パフォーマンス」に選ばれました。

15.フレディーの財産
メアリー・オースティンとフレディ・マーキュリーは、非常に親密な関係だったため、フレディは遺言で財産の多くとロンドンの豪邸「ガーデン・ロッジ」を彼女に託しています。

16.メアリーの存在
フレディは、1985年のインタビューで、「私の友人はメアリーだけで、他には誰もいらない。私にとって、彼女は内縁の妻。お互いに信じ合っている、それだけで十分なんだ」と語っています。

17.出っ歯を治さなかった理由
フレディが出っ歯を治さなかった理由は、歯を治すことによって3オクターブの音域の声が出なくなることを恐れていたからだそうです。
18.フレディの声域
フレディの声域は3オクターブにも及びましたが、4オクターブにも及ぶのではないかと噂されていました。2016年、生物物理学者と医学研究者のグループは、彼の声帯は平均的な歌手の声帯よりも速く動くと結論を出したそうです。
19.透明になったテープ
ボヘミアン・ラプソディのレコーディングで、180回も音やコーラスを重ねて録音しています。あまりにも多く重ねたため、テープが透明になるほど薄くなってしまったそうです。
20.大の猫好き
フレディは猫が大好きだったため、ツアー先から家に電話をかけてきて、猫と電話を代わってらもらったり、猫がテレビ見られるようにつけておいたりしていたのは実際にあったエピソードだそうです。特にDelilahは彼のお気に入りだったようで、アルバム『Innuendo』に収録された曲にもなっています。
ボヘミアン・ラプソディを配信している動画配信サービス一覧
まとめ
ボヘミアン・ラプソディーのトリビア20選はいかがでしたか??
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